沖縄の空から降ル言葉

あの時、この場所に行ったから出会えた

あの時、そこに行こうと思ったから出会った

星の数ほど人が存在する中で、
出会う人というのはやはり何らかの意味があるのかも？と思う。

出会った人がもたらしてくれたもの

その人がくれた言葉、そして影響力

いつか別れる時がくるけれど

その人の印象というのは自分の中に残る。

その人の印象がその人の持っている（培ってきた）中身だ。

人に好い影響を与えることができる人は、格好いいな、と思う。

そして、そんな人に出会えたことは財産になる。

別れの時が訪れることなく、ずっと続いていく関係の人というのは、
本当に自分に縁がある人なんだな・・と思う。

なぜか惹かれる月桃

沖縄に来てはじめて見た植物

優しげでかわいらしい・・・

しなやかさもある。

なんか好き。

人も同じかも？

こんな雰囲気の人はきっと好かれるだろう・・・

サルトルとヴォーボワールが通ったカフェ
憧れの二人が議論を交わしていた場所に
フランス旅行の最後に行くことができて良かった

キレのいいサービスと気配り
クラス感のある雰囲気
窓辺には真っ赤な花

とても満たされた気分になり店を出た

地下鉄に乗ってホテルまで、
美しいパリの街並みをしっかりと目に焼き付けて舗道を歩いた

やっぱりフランスに住みたい・・・と思う旅だった。

帰りたくない、と思わせる国だった。

ルーブル美術館を出てチュイルリー広場へ向かった
噴水を囲むようにグリーンの椅子が並べられていて
みんなそこに座って自分の時間を過ごしている

ちょうど夕暮れ時にさしかかり、
空が鮮やかなグラデーションとなってパリの街を覆う
落ち着いたトーンの美しい切れ長の雲
冬の空だな・・・と思う。

綺麗に湧き上がる噴水の水柱の間から白い鳥が羽根を柔らかく揺らしながら飛んでくる

公園で思い思いに過ごす人たちと鳥がゆるやかに舞う姿を見ていたら、
なんか自由だな・・と感じた。

人って自由なんだな・・・と。

席を立って凱旋門が見えるところまで歩いた。

凱旋門に続く坂道を登る長蛇の車のテールランプが朧気に光ってグレーの景色の中に溶け込み、とても綺麗だった。

毎日、この空とこの景色を見られるフランスの人たちは幸せだな・・・と思う。